【中小企業診断士】経済学・経済政策の試験範囲と効率的な勉強法を解説

中小企業診断士資格の試験情報

中小企業診断士の一次試験科目の一つである経済学・経済政策は、日常生活で触れる機会が少ないため、苦手意識がある人がとても多い科目です。

  • 経済学・経済政策とはどのような内容なのか
  • どれくらい難しいのか
  • どのように勉強するのが効率的なのか

このような疑問について詳しく説明していきます。中小企業診断士一次試験の経済学・経済政策の勉強方法が不安な方は、ぜひ参考にしてください。

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経済学・経済政策とは?

経済学とは、私達を取り巻いている経済の仕組み、様々な経済活動(人が生活していくためにお金とものを交換する活動)を理論的に説明し、それが正しいかをデータを使って説明する学問です。

一方で、経済政策とは経済に対しての政府が行う公共政策のことをいい、これらを学ぶことによって経済の仕組みを理解していきます。

経営戦略・マーケティングを立案する上で非常に大事な考え方となります。

中小企業診断士経済学・経済政策の難易度と合格率

中小企業診断士の一次試験科目である経済学・経済政策は、苦手意識を持つ人が多いものの、内容を理解できると高得点につながりやすく、比合格率の高い科目です。

例年、試験日の第一日目の最初の受験科目です。試験の出来によってはその後の科目へのモチベーションが大きく変わってくるため、自信を持って受験できるようにしましょう。

また、二次試験との関連性はほぼありませんので難しく感じる場合は足切りにならない程度の得点を目指す気持ちで取り組むという選択肢もあります。

中小企業診断士一次試験における、経済学・経済政策の合格率は以下の通りです。

2016年(H28) 2017年(H29) 2018年(H30) 2019年(R1) 2020年(R2) 2021年(R3)
29.6% 23.4% 26.4% 25.8% 23.5% 21.05%

概ね、20%台ですが、平成28年度では比較的合格率が高く、過去6年間のうち令和3年度が一番低くなっています。他の科目の合格率も見てみましょう。

年度 2016年

(H28)

2017年

(H29)

2018年

(H30)

2019年

(R1)

2020年

(R2)

2021年

(R3)

科目 財務・会計 21.6% 25.7% 7.3% 16.3% 10.8% 22.40%
企業経営理論 29.6% 9.0% 7.1% 10.8% 19.4% 34.75%
運営管理 11.8% 3.1% 25.8% 22.8% 9.4% 18.49%
経営法務 6.3% 8.4% 5.1% 10.1% 12.0% 12.84%
経営情報システム 8.5% 26.6% 22.9% 26.6% 28.1% 9.28%
中小企業経営・中小企業政策 12.5% 10.9% 23.0% 5.6% 16.4% 7.08%

全体的に安定して20%台の合格率の科目は少なく、経済学・経済政策の科目は多少の波はあっても安定して点数がとれる科目と言えるでしょう。

経済学・経済政策の試験時間と配点

試験時間は60分で、マークシート方式で行われます。配点が100点で、設問が25問と少ないので1問につき4点で、1問の間違いが命取りになりかねません。

設問が少ない上にマークシートのため、時間は十分あるように感じますが、実際にはグラフ問題などに時間を取られるため、解ける問題は素早く回答していく必要があります。

中小企業診断士試験の経済学・経済政策の出題範囲

経済学・経済政策の試験範囲はマクロ経済学とミクロ経済学に分かれており、数式を用いることがあり、日常生活ではなじみがないため、苦手意識を持つ人が多い科目です。

しかし、過去の合格率を見てもわかるように、他の科目に比べて合格率が安定して高く、しっかり勉強すれば得点源になる科目といえます。

ここからは、ミクロ経済学とマクロ経済学のそれぞれについて、内容を確認しましょう。

ミクロ経済学

ミクロ経済学とは、1個の消費者や企業を1つの単位とし、それぞれの行動や意思決定などの経済活動が社会に及ぼす影響について分析する学問です。

そして、経済政策において、どのような政策が必要なのかを考えていきます。

ミクロ経済学は理解を求める内容が多いためマクロ経済学よりも時間がかかるといわれています。

  • 国民経済計算の基本的概念
  • 主要経済指標の読み方
  • 財政政策と金融政策
  • 国際収支と為替相場
  • 主要経済理論

この中で扱うスルツキー分解やゲーム理論については頻出問題といえます。

スルツキー分解はグラフが出題される可能性が高く理論も難しいので、何度もグラフを書いてみて理解できるようにしておきましょう。

またナッシュ均衡もとても有名な理論で、頻出問題です。

マクロ経済学

マクロ経済学とは1つの国を単位とした、国や世界中といった規模の経済活動について扱います。

1つ1つの国を分析対象にし、国民の所得や失業率、投資、貿易での収支、インフレなどについての解決策を分析していきます。

まずはGDPの概念を理解し、基礎として固めていきましょう。マクロ経済学は暗記することで得点できる内容が多くなっています。

  • 市場メカニズム
  • 市場と組織の経済学
  • 消費者行動と需要曲線
  • 企業行動と供給曲線
  • 産業組織と競争促進

マクロ経済学での市場とは、財市場・貨幣市場・労働市場の3つの市場を表します。

これらはお互いに関連してはいますが、それぞれ個別に説明ができるレベルまで、理解しておきましょう。

また、財市場でのIS曲線による分析と、貨幣市場におけるLM曲線の分析は頻出のため、図に書いて理解するようにしましょう。

政策の効果についてもよく出題されるテーマなので、各市場において政策がどのような効果を及ぼすのかを理解することが重要です。

経済学・経済政策のおすすめの勉強法を解説!注意すべき点は?

経済学・経済政策を計画的に勉強していくために、以下のポイントに注意しましょう。

初期の勉強法

経済学では数式を用いることが多く、まずはそれらを理解していくことで、きちんと基礎を固めていきましょう。

また似たようなグラフが多く出題されるため、グラフを読み取る力が必要です。

それぞれの内容や違いについて理解を深めるために、グラフを自分で書いてみるのもよいでしょう。

ミクロ経済学で学ぶ概念や考え方などを先に理解しておくとマクロ経済学の理解も深まるため、まずはミクロ経済学を先に学ぶのがおすすめです。

ミクロ経済学についてある程度理解ができたら、マクロ経済学にとりかかります。

IS-LM分析について理解をした後にマンデルフレミングモデルへとつながります。マクロ経済学のAD-AS分析も頻出なので、しっかり覚えておきましょう。

中盤の勉強法

ミクロ経済学、マクロ経済学について理解ができたら過去の問題集を解いていきましょう。

つまずいた箇所はテキストに戻り、理解していく、というように問題集とテキストを往復するとよいです。

ミクロ経済学、マクロ経済学の項目ごとに集中していくと効率的です。

試験直前の勉強法

試験本番を意識して、過去問題集を通しで解いてみるといいでしょう。

なるべく5年分を何度もしっかり解いておきたいですね。

もちろん、時間の意識も大事ですから、時間を測って解いていくのもおすすめです。

勉強を失敗しない為に気をつける

とにかく勉強の順番を間違えないようにしたいです。必ずミクロ経済学から勉強に入りましょう。

またグラフや数式を使った出題が多いです。

スルツキ―分解、費用関数、ゲーム理論、IS-LM分析、余剰分析、マンデルフレミングモデルなどはしっかり理解して臨むようにしましょう。

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まとめ

中小企業診断士一次試験の経済学・経済政策の科目は苦手意識が高い科目ですが理解をすれば得点源になる科目です。

そのため理解するために勉強時間が多く必要とされますが、しっかり勉強すれば合格率も高い科目ですから理解をあいまいにせず、じっくり取り組んでみてください。

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