札幌商工会議所で中小企業診断士養成課程を学ぶメリット・デメリット

中小企業診断士の養成課程

中小企業診断士の資格を取得したい人の中には、一次試験に合格した後に、二次試験を受けるか、養成課程を受講するかで悩んでいる人も多いと思います。

養成課程であれば、確実に資格を取得することができる反面、一般的に200万円程度の費用がかかります。

本当に価格に見合った成果を得ることができるのか、また、養成課程を選択することのメリット・デメリットが分からず不安な人もいるでしょう。

この記事では、札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程を選択するメリット・デメリットについて説明します。

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札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程について

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の概要は以下の通りです。

名称 札幌商工会議所中小企業診断士登録養成課程
期間 6ヶ月 全日制 原則平日のみ
費用 2,035,000円(税込)(給付金制度あり)
選考方法 書面審査の後、面接審査
住所 〒060-8610 札幌市中央区北1条西2丁目 北海道経済センター
TEL 011-261-6515
FAX 011-223-7173

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の受講期間

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の受講期間は6ヶ月です。

これは養成課程を実施しているすべての機関の中でもっとも短い期間となっています。

6ヶ月で修了できる機関は、この札幌商工会議所のほかには2ヶ所しかなく、多くの養成課程では1年もしくは2年のカリキュラムが組まれています。短期間で修了を目指す場合には有力な選択肢になるでしょう。

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の受講料金

札幌商工会議所の養成課程の受講料は、税込2,035,000円です。

ただし、下記の要件を満たす場合は税込1,485,000円となります。

協会受講者が以下の1から3の機関に所属する職員で、各機関が派遣する場合

  • 国及び地方公共団体
  • 中小企業支援法第7条第1項に規定する法人
  • 中小企業関係団体
    • (1)商工会議所及び日本商工会議所
    • (2)商工会及び都道府県商工会連合会並びに全国商工会連合会
    • (3)都道府県中小企業団体中央会及び全国中小企業団体中央会
    • (4)都道府県等信用保証協会及び全国信用保証協会連合会
    • (5)公益財団法人全国中小企業振興機関

詳しくは募集要項・実施要項をご確認ください。

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の応募条件について

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程に応募するためには、以下の条件を満たしている必要があります。

・中小企業診断士第1次試験合格者である

・心身ともに健全で、6ヶ月間の研修を受講し得ると判断できる

・パソコンのワード、エクセル、パワーポイントの基本操作ができ、開講時にノートパソコンを持参できる

そのほかの条件は受講年度によって変わるので、詳しく知りたい方は募集要項・実施要項をご確認ください。

募集要項・実施概要 | 中小企業診断士登録養成課程 | 札幌商工会議所
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札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程を受講するメリット

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程を受講することで得られるメリットとしては、どのような点が挙げられるのでしょうか。

大きく4つのメリットに分けて説明していきます。

中小企業の支援経験で培った、豊富なノウハウを活かした研修を受けることができる

商工会議所での中小企業診断士養成課程の実施は、札幌商工会議所が日本で初めてです。

中小企業の支援経験で培った豊富な組織ノウハウ、ネットワークを活用して講義を受けることができ、実戦さながらの演習・実習を体験できるため、机上の二次試験準備よりもリアルなスキルを身に付けることができます。

実際に活躍している講師陣による指導を受けることができる

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程では、

・実務家として、実際に北海道内外で活動している中小企業診断士

・地方大学で活躍する教授陣

・店舗設計にあたっている実務家

など、経験と知識の豊富な講師陣から学ぶことが可能です。

最新の課題や施設情報を知ることができる

行政・関係団体などの金融・補助金・再生支援・事業承継等の既存施策はもちろんのこと、最新の課題や情報をリアルタイムで知ることができるのも、二次試験学習では得ることのできないメリットの1つです。

卒業後のサポート体制が整っている

札幌商工会議所は地元経済界と密接なつながりを持っているため、北海道独特の経済環境を熟知しています。

そのため、商工会議所のネットワークを利用した情報収集や、人脈形成を可能とした充実したフォローアップ体制で、中小企業診断士として登録された後も、安心して活動することができます。

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程を受講するデメリット

デメリットを挙げるとするのならば、受講料が高いことです。

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の受講料は、税込2,035,000円となっています。

全国の養成課程の受講料の中では平均的な金額となっていますが、簡単に出せる金額でないことは確かです。補助金などが使える場合がありますので、一度調べてみるといいでしょう。

また、6ヶ月という比較的短い期間ではありますが、平日の朝から夕方までの全日制のため、働きながらの受講というのは極めて困難になってしまいます。

中小企業診断士の養成課程の受講が難しい場合には?

中小企業診断士の養成課程・登録養成課程は、独自のカリキュラムで実力をつけられるものの、以下のような理由で受講が難しい人も多いでしょう。

  • 費用が高い
  • 平日の講義ができない
  • 受講期間が長い

実際に私も、MBAと同時取得ができる養成課程を考えていましたが、金銭的・平日の受講ができないことから諦めました。

そのような場合には、2次試験を受験する必要があり、対策が必要です。

2次試験向けのおすすめ対策は、以下の記事をご確認ください。

中小企業診断士の2次試験対策におすすめの通信講座12選の特徴を解説!

まとめ

・札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程の受講期間は6ヶ月

・受講料は税込2,035,000円

・豊富なノウハウを活かした研修を受けることができる

・サポート体制が整っているため、修了後の活動も安心

札幌商工会議所の中小企業診断士養成課程を受ければ、二次試験の勉強では得ることのできない実践的な知識を習得することができ、確実に資格を取得することができます。

しかし、半年間の受講に200万円以上を払うのは容易なことではありません。

メリット・デメリットをしっかり踏まえた上で、ご自身にあった選択をするように心がけましょう。

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