中小企業診断士と経営学検定の関係(共通点)とメリットや勉強法を解説

中小企業診断士の関連資格

中小企業診断士の資格取得を考えている方。

中小企業診断士取得のための学習範囲ってとても広いですよね。

範囲が広いので、他に何か取得できないかと思いませんか。

中小企業診断士取得の学習と同時進行で取得できる資格や検定があります。

中小企業診断士の出題範囲が重なる資格がたくさんありますが、今回はその中の1つである経営学検定について紹介します。

経営学検定のための学習が中小企業診断士取得につながるため、中小企業診断士の学習をしながら、関連資格の経営学検定を短時間で取得しましょう。

ただし、中小企業診断士の資格取得を目標にしているのであれば、経営学検定の勉強に時間をかけすぎないように気をつけましょう。

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中小企業診断士に役立つ経営学検定とは

経営学検定は、一般社団法人日本経営協会が主催する経営やマネジメントに関する検定試験です。

基礎的・専門的知識やその応用能力としての経営管理能力や問題解決能力が一定水準に達していることが資格認定されます。

多くの大学や企業で活用されており、就職活動やキャリアアップにも有効な試験です。

経営学検定の試験概要

経営学検定は初級・中級分野(第1分野)、中級(第2分野)、上級(1次試験・2次試験)があります。CBTSでは上級(2次試験)はサポートされていません。

CBTSとは各種認定試験を実施する試験サービスプロバイダーのことです。

経営学検定初級

企業経営システム、経営戦略、経営組織、経営管理、経営課題について出題されます。

出題数は50問、コンピューター上で実施される試験(四肢択一)、試験時間90分です。

科目 内容
企業経営システム 企業と経営、企業・会社の概念と諸形態、所有・経営・支配と経営目的、会社機関とコーポレート・ガバナンス、日本型企業システムなど
経営戦略 経営戦略の体系と理論、全社戦略、事業戦略、機能別戦略、経営線路の策定と経営環境など。
経営組織 組織に関する基礎理論、経営組織の基本形態、企業組織の諸形態、組織の制度・管理・文化など。
経営管理 経営管理の基礎理論、経営機能と管理機能、リーダーシップ、マネジメント・プロセス、経営計画、コントロールなど。
経営課題 M&Aと買収防衛策、経営のグローバリゼーション、企業経営と情報化、企業の社会的責任(CSR)と企業倫理、環境経営など。

経営学検定中級

■第1分野

マネジメント、人的資源管理、経営法務について出題されます。

出題数は50問、コンピュター上で実施される試験(四肢択一)、試験時間90分です。

科目 内容
第1分野 1.マネジメント ①マネジメントの基本 ②経営戦略 ③組織デザインとマネジメント

④マネジメント・スキル ⑤内部統制

2.人的資源管理 ①人的資源管理の原則 ②人事制度と能力開発

③労務管理と労使関係 など

3.経営法務 ①企業経営と法務 ②企業組織と法務 ③企業取引と法

④企業活動と法規制 ⑤企業をめぐる紛争と法

■第2分野

マーケティング、IT経営、経営財務について出題されます。

出題数は50問、CBT形式(四肢択一)、試験時間90分です。

科目 内容
第2分野 4.マーケティング ①マーケティングのコンセプト

②マーケティング・リサーチと標的市場

③マーケティング・プログラム

④マーケティングのさらなる展開 など

5.IT経営 ①企業経営と経営情報システム ②情報処理とICTシステム

③ICTシステムの開発

④経営情報システムに関する情報セキュリティ

6.経営財務 ①経営財務の意義 ②資本市場と投資 ③企業価値

④業績評価と経営分析 ⑤資金調達と資本構成 ⑥管理会計 など

経営学検定上級

■1次試験

出題範囲は経営に関するケーススタディです。

出題数はコンピューター上で実施される試験(記述式2題)、試験時間120分です。

科目 内容
ケーススタディ 経営戦略に関するケース問題
マネジメント・プランの作成 マネジメント・プランは与件を設定したものとする
マネジメント・プランのプレゼンテーション 受験者5~7人をグループとし、パワーポイントで作成したマネジメント・プランを順次プレゼンテーションする
グループ・ディスカッション グループ単位で設定したテーマについて行う

経営学検定の受験方法

受験はオンラインで申し込みます。

CBTS https://www.mqt.jp/app_private.html

初めて受験する方は受験者登録を行います。

初級・中級試験は年2回開催されますが、上級試験は上半期の1回のみになっています。

受験料は初級・中級は4,950円、上級は8,800円です。

経営学検定の合格率(難易度)

経営学検定初級

合格基準は100点満点中60点以上です。

平均すると40%台の合格率になっていますが、少し難易度が上がってきている印象です。

受験者数 合格者数 合格率
第34回(2019年度) 770 304 39.5%
第33回(2019年度) 813 310 38.1%
第32回(2018年度) 823 427 51.9%

経営学検定中級(第1分野・第2分野)

合格基準は100点満点中60点以上、かつ各科目正答率40%以上です。

定められた期間内に第1分野と第2分野の両方に合格すれば、中級合格となります。

合格率は40%台を保っています。

受験者数 第1分野合格者数 第1分野合格率 第2分野合格者数 第2分野合格率 中級総合合格者数 中級総合合格率
第33回(2019年度) 402 168 43.8% 195 50.8% 183 44.0%
第32回

(2019年度)

402 96 44.0% 110 50.5% 104 44.3%
第31回

(2018年度)

402 199 55.7% 148 41.5% 188 46.8%

経営学上級(1次試験・2次試験)

1次試験の合格基準は1次試験は200点満点中130点以上、2次試験は300点満点中65%以上です。

上級は受験者数が少なく、その回によって合格率が大きく変動しています。

上級の合格率は平均して56.90%で、他の級よりやや高めになっていますが、受験資格が厳しく設定されているからです。

上級は1次試験を受験する際に軽定額検定中級を3年以内に取得することが要件になっているためです。

中企業診断士と経営学検定の関係

中小企業診断士を目指す方が経営学検定の勉強をするかどうか判断するために、中小企業診断士と経営学検定の関係について解説します。

企業経営理論と経営学検定の共通点

中小企業診断士の経営理論と経営学検定の初級・中級の内容は類似しており、初級・中級ともに企業経営理論の「経営戦略」、「組織論」、「マーケティング」に共通する箇所が多くあります。

中級は「財務会計」、「経営情報システム」、「経営法務」の内容も含んでいます。

中小企業診断士の前に経営学検定を取得するメリット

中小企業診断士取得のために無理なく学習を行えます。中小企業診断士のとても広い学習範囲は、経営学検定と重なる部分を抑えることで効率良く学習できるのです。

  • 中小企業診断士と経営学検定を両方取るメリット
  • すでに中小企業診断士を持っている方は経営の中枢で働くことができます。

資格を持っているか持っていないかで成績が均衡している場合は、有資格者が優先されます。

経営学検定の何級があると中小企業診断士に活かせる?

中小企業診断士に活かすためには、経営学検定の中級以上がおすすめです。中小企業診断士1次試験「企業経営理論」に関連が深い資格だからです。

中小企業診断士合格を目指すなら、中級以上は取得しましょう。

経営学検定の効率的な勉強方法

経営学検定の勉強方法は2つあります。

高コスパ・高効率を目指すなら通信講座がおすすめ

公式の通信講座には2つのマネジメント力養成講座があります。初級向けのベーシックコースと中級向けのアドバンスコースです。

中級向けは受講期間が4ヶ月と設定されており、それほど長い期間ではないので集中して取り組むことができます。

教材としてテキスト4冊と補助教材4冊(全4回の添削)があります。

独学だと分からない時に時間を無駄に消費しますが、通信講座は分からない時に質問ができ効率良く学習できます。

公式テキストと過去問の繰り返しでも合格は可能

独学で学習する場合は公式テキストの読み込みと過去問題集を反復して解きます。

過去問題集は解説がしっかりしており、公式テキストよりもおすすめです。

中小企業診断士試験おすすめの通信講座

中小企業診断士のおすすめ通信講座を紹介します。低価格帯でコストパフォーマンスに優れたものがおすすめで、高価格帯の講座は含まれていません。

診断士ゼミナール

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まとめ

中小企業診断士と経営学検定について述べてきました。

  • 経営やマネジメントに関する検定試験。就職活動やキャリアアップとしても有効な試験。
  • 初級、中級(第1・第2分野)、上級(1次・2次試験)がある。
  • 受験方法はオンラインのみ。
  • 初級の合格率は初級は3~5割、中級は4割。上級は回によって、バラツキがある。
  • 中小企業診断士と経営学検定の初級と中級は類似している内容が多く、中小企業診断士取得のために無理なく学習できる。
  • 中小企業診断士取得のために経営学検定は中級以上を取得する。
  • 経営学検定の勉強方法は通信講座、公式テキストと過去問題集がある。

通信講座は受講期間が設定されていること、分からないことは質問できる。

学習範囲の広い中小企業診断士ですので、経営学検定を合格して効率良く中小企業診断士を取得しましょう。

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