中小企業診断士の一次試験に合格した人で、二次試験を受験するか養成課程を受講するかで迷っている人もいると思います。
養成課程を受講すると、確実に中小企業診断士の資格を取得することができます。
しかし、200万円前後の費用がかかるので、費用に見合った価値があるのかどうかわからないという人もいるでしょう。
また、養成課程を受けることは決まっているけれど、どこの養成機関を選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
養成機関によって価格や得られるメリットが違うので、自分に合った養成機関を選ぶことが大切です。
養成課程を受講する際には、カリキュラムがどれだけ実務の役に立つのか、養成課程を受けた後にどんなノウハウが身につくのかの二点が重要です。
この記事では、養成機関の中でも様々なメリットがある法政大学の養成課程について解説します。この記事は、以下のような人にとって有益な情報を集めました。
- 養成課程を受けるかどうか迷っている人
- 養成課程を受けることは決めたが、どこの養成機関で養成課程を受けるか迷っている人
養成機関選びで後悔しないよう、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
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法政大学の中小企業診断士養成課程について
法政大学の養成課程の概要は以下の通りです。
名称 | 法政大学ビジネススクール イノベーション・マネジメント研究科 イノベーション・マネジメント専攻 中小企業診断士養成課程(MBA特別プログラム) |
期間 | 1年制または2年制(3月~3月)。全日制または平日夜間、土曜日開講 |
費用 | 2,590,000円(奨学金制度、給付制度もあり) |
受験出願資格 | 職歴上、学歴上の資格を満たす必要あり |
入学試験科目 | 小論文(90分)、口述試験(15~20分) AO入試の場合は口述試験(15~20分)のみ |
メリット | MBAを取得することができる ITとビジネスの両方を学ぶことができる 実践的な学習により、起業家としての能力も高めることができる 1年制と2年制から選択できる |
住所 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-9新一口坂校舎 市ヶ谷駅または飯田橋駅から徒歩10分 |
電話番号 | 03-3264-4341 |
FAX | 03-3264-3990 |
法政大学の養成課程の開講期間について
法政大学の養成機関は、3月下旬に始まり、3月下旬に終了します。
1年制は全日制の講義と実習であり、短期間で集中的に学ぶコースで、働きながらというよりは、養成課程に専念することを想定しています。
2年制は、働きながら受講することを想定しています。
法政大学の養成課程の費用について
費用は入学金、授業料、その他の合計で2,590,000円となっています。
奨学金、給付金には以下のものがあります。
- 法政大学より支給される奨学金。返済の必要なし
- 日本学生支援機構奨学金。返済する必要があります。有利子または無利子。50,000円~150,000円
- 厚生労働省教育訓練給付金。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
- 日本政策金融公庫のローン。銀行よりも安い金利で融資が受けられます。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
- その他、外国人のための奨学金制度もあります。
費用と奨学金、給付金: https://www.im.i.hosei.ac.jp/admissions/tuition/
法政大学の養成課程の受験出願資格について
法政大学の養成課程を受講するには、試験を受けて合格する必要があります。
受験出願資格には職歴条件(3年以上の実務経験など)、学歴条件(4年制大学卒業など)があります。
入試要項:https://www.im.i.hosei.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/2023nyushiyoukou.pdf
法政大学の養成課程の入学試験科目について
入学試験科目は、基本的には小論文と口述試験です。また、AO入試では小論文の試験が免除され、口述試験のみとなります。
AO入試を受けるには、以下のどれかを満たす必要があります。
- 企業派遣。勤務先の企業から推薦を受けること
- 後継経営者育成。将来後継経営者に就任する予定、または現在後継経営者である人
- 士業経営者育成。弁護士などの士業の資格を持っている、または登録を行っている人
- 2021年度、または2022年度の中小企業診断士一次試験に合格した人
2021年または2022年の中小企業診断士の一次試験に合格していて法政大学の養成課程を受講したい人は、口述試験のみで試験を受けることができます。
入学試験科目:https://www.im.i.hosei.ac.jp/wp-content/uploads/2022/05/2023nyushiyoukou.pdf
法政大学の中小企業診断士養成課程のメリット
法政大学の養成課程のメリットは、中小企業診断士の二次試験を免除できることだけではありません。
ここでは、法政大学の養成課程を受講するメリットについて説明します。
- MBAを取得することができる
- ITとビジネスの両方を学ぶことができる
- 実践的な学習により、起業家としての能力も高めることができる
- 1年制と2年制を選択できる
MBAを取得することができる
法政大学の養成課程を受講すると、MBA(経営管理修士号)を取得することができます。
ITとビジネスの両方を学ぶことができる
法政大学の養成課程では、ビジネスへのITの活用に関して、充実したカリキュラムが用意されています。ITとビジネスの両方のスキルを高めることができます。
実践的な学習により、起業家としての能力も高めることができる
法政大学の養成課程では、教授の指導のもと、机上の空論ではなく現実のビジネス・モデルの構築を学ぶことができるのも、大きなメリットです。
中小企業診断士に合格して経営コンサルタントとしての能力を高めるだけでなく、起業家としての能力も高めることができるといえるでしょう。
1年制と2年制を選択できる
1年制を選択すれば、1年間の間、集中的に学べますし、仕事をしている人は、2年制で働きながら夜間や土曜日に学ぶこともできます。
自分の現状に合った方法で学ぶことができるのは、大きなメリットだといえるでしょう。
法政大学の中小企業診断士養成課程のデメリット
法政大学の養成課程のデメリットは、安くない費用がかかることです。
大きな学びを得ることが出来るとはいえ、2,590,000円のお金がかかることに抵抗がある人もいるかも知れません。
法政大学の養成課程を受講したいけれど金銭面で抵抗がある人は、奨学金制度と厚生労働省教育訓練給付金、日本政策金融公庫のローンを検討するという方法もあります。
特に法政大学の奨学金と厚生労働省の教育訓練給付金は返済の必要が無いので、かかる費用を大きく減らすことができます。
学費・奨学制度 | 法政大学ビジネススクール (hosei.ac.jp)
中小企業診断士の養成課程の受講が難しい場合には?
中小企業診断士の養成課程・登録養成課程は、独自のカリキュラムで実力をつけられるものの、以下のような理由で受講が難しい人も多いでしょう。
- 費用が高い
- 平日の講義ができない
- 受講期間が長い
実際に私も、MBAと同時取得ができる養成課程を考えていましたが、金銭的・平日の受講ができないことから諦めました。
そのような場合には、2次試験を受験する必要があり、対策が必要です。
2次試験向けのおすすめ対策は、以下の記事をご確認ください。
中小企業診断士の2次試験対策におすすめの通信講座12選の特徴を解説!
中小企業診断士の養成課程の受講が難しい場合には?
中小企業診断士の養成課程・登録養成課程は、独自のカリキュラムで実力をつけられるものの、以下のような理由で受講が難しい人も多いでしょう。
- 費用が高い
- 平日の講義ができない
- 受講期間が長い
実際に私も、MBAと同時取得ができる養成課程を考えていましたが、金銭的・平日の受講ができないことから諦めました。
そのような場合には、2次試験を受験する必要があり、対策が必要です。
2次試験向けのおすすめ対策は、以下の記事をご確認ください。
まとめ
法政大学の養成課程は、1年制または2年制を選択することができます。
1年制は全日制で平日の昼間に授業があります。2年制は平日の夜間や土曜日に開講しており、働きながら学ぶことができます。
法政大学の養成課程にかかる費用は、2,590,000円です。
法政大学の養成課程を受講するためには、試験を受けて合格する必要があります。受験資格には職歴条件と学歴条件があります。
法政大学の養成課程の入学試験科目は、基本的には口述試験と小論文です。ただし、AO入試では小論文の試験が免除されます。
AO入試を受けられる条件は色々ありますが、直近2年間の中小企業診断士1次試験に合格した人はAO入試を受けられるので、ぜひ活用しましょう。
法政大学の養成課程を受講するメリットは、MBAを取得することができること、ITとビジネスの両方を学ぶことができること、実践的な学習によって起業家としての能力を高めることができること、1年制と2年制を選択できることです。
法政大学の養成課程を受講するデメリットは、安くない費用がかかることです。しかし奨学金や給付金の制度も色々と使えるので、検討してみるのもいいでしょう。
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